琥珀とは古代の松柏科の植物樹脂が地質学的な時間を経て硬化したものだけが天然の琥珀として評価されます。
琥珀は昆虫や植物などの化石を包み込こむ場合もあり、宝石としてだけではなく、学術的にもたいへん重要な化石とされています。
主にバルト海沿岸部で採掘されます。
樹脂が流れ出た時に、昆虫類を包みこんでいる場合があり、昆虫の入っているコハクは珍しく貴重で数千年前の世界をのぞくことができます。

宝石名 こはく
成分 炭素78%・水素11%・酸素10%・硫黄・その他
屈折率 1.54
モース硬度
比重 1.05〜1.10
黄・赤・青

琥珀というと、黄色のものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、意外とカラーバリエーションの多い石なのです。上の3色の他にもその中間色のようなものがあります。
>琥珀に紫外線を当てると、美しい蛍光を発します。この蛍光は産地により異なり、世界有数の琥珀産地であるバルト海の琥珀は、赤く暗い蛍光が多いようです。


 〜歴史〜
現在知られる世界最古の琥珀は、古生代石炭紀(約3億年前)のものといわれています。

中世では、バルト海産琥珀の主要な製品として礼拝用数珠が、輸出されました。
16世紀から18世紀にかけて、ブレスレット、ネックレス、様々なケースや碗、お皿、ボタン、パイプのマウスピースからチェスセット、時計ケースに至るまでより豪華なインテリアのために、琥珀が使われるようになりました。
ちなみに、琥珀に関する貿易の大部分は、ダンジグ、現在のロシア、およびポーランドで行われていました。

ローマ人は「AMBER ROAD」と呼ばれた北ヨーロッパとの定期的な貿易関係を維持していました。
琥珀は、現在のデンマークの西沿岸を旅するフェニキア人にあがめられていました。
バルト海周辺諸国では、初期の琥珀は石器時代の人にとって一般的な貿易商品であることが証明されました。
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